ギタープロセッサ
いつも独断と偏見で書いてますが今日もまた独断と偏見が強いです。
ギタープロセッサ
少し前ならあまり聞かなかった言葉ですが一気によく聞く言葉になりました。マルチエフェクターとアンプシミュレーターが一緒になった機械だと僕は解釈しています。LINE 6 PODシリーズが有名ですかね。
LINE 6 PODの最初のモデルが出たときは多分ギタリストの方々は驚いたと思います。僕もめちゃくちゃ欲しかったです。赤くて微妙な形状をしていて、物欲をそそるアイテムでした。
PODからHELIX、そしてまたPODへ
LINE 6はしばらくPODシリーズを色々出してたのですがそのうちハイエンド版のHELIXというシリーズに力を入れ始めます。Fractal AXEやkemperと言ったやはりハイエンド向けのギタープロセッサに対抗するためかと思いますが、ちょっと前に廉価版のHX Stompを出したあとまたPODシリーズの最新版「POD GO」を出しました。HELIXで培った技術を投入とのことです。正直HX StompとPOD GOは価格的にも性能的にも競合しています。大きさや細かい仕様でどちらを買うかを選ぶ感じだと思います。
ちなみに我らがKatzuya Shimizu先生もHX Stompをお持ちです。
中華系企業の台頭
オーディオのデジタルアンプもそうなのですが、この類の機材は中華系企業が強いです。ギタープロセッサも数年前からmooerという会社が頑張っててGE-200というモデルを皮切りにGE-250、GE-300、GE-150と世に出してきました。
GE-200はギタープロセッサとしては当時本当にコスパが良くてほぼ満足していたのですが、だんだんデジタル臭さが気になってきてしまったんですよね。あと個人的にPCエディット機能が使いづらかったです。あとファームウェアをアップデートすると本体のすべてのユーザーパッチが消えます(今は改善されてるかもですが)。
GE-300の音聞かせてもらったのですがGE-200より高いだけあって文句なしでした。このモデルはHX Stompとかと競合するんでしょうね、値段的に。今買うならmooerだったらGE-300かGE-250かなと思います。GE-200よりはNUX MG-300の方がいいんじゃないかなと思います。
IR(インパルス・レスポンス)
kemperやLINE 6 HX Stomp、mooer GE-200などやNUX MG-300はアンプキャビネットのシミュレータファイルとしてIR(インパルス・レスポンス)というフォーマット(?)を使用しています。全く同じファイルを使用できるとは限らないのですが(bit数や周波数の違いがあるみたいです)、基本的には音声ファイルの.wavファイルです。
IRは実機から吸い出しみたいな感じで作るようなのですが…。実際にマイクを立てて、何度も何度もいろいろな条件で音を録音し作っていくと聞きました(作る機能はkemperにはあるんだそうです)。
IRの構成はキャビネット・スピーカー・マイクの種類(と位置と距離)でしたかね…?詳しくは以下のページへ
すっごい安い僕のNUX MG-300ですがパッチによって全く違うアンプのシミュレートできるばかりか、IRによってキャビネットも全く違うモデリングを利用できるということです。メサ・ブギーのパッチを使用していてIRを変えることでORANGEのキャビネット(マイクはSHURE SM57)に変更するとかそう言うことができるんです。フリードマンのヘッドにボグナーのキャビネットとかそういうの、です。
IRは有償のものもありますが、ネットでいくらでもフリーのものが配られています。僕がmooer GE-200売却したあと「IRを変えればいくらでも実力出せたのかも知れないのに」と知り合いに言われたのは僕がIR機能を使いこなしていなかったからです。
IRの作り方
基本的にギタープロセッサそのものにはIRを作る機能はないんですが、kemperは例外として、今朝友人しのちゃんがIRを作るアプリを見つけたと言ってました。フリーだそうですが作るの手間暇掛かりそうではあります。